こんにちは。
今回は「WordPress」について解説していこうと思います。
WordPress(ワードプレス )とは、「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」の一種で、平たく言うとブログ運営を簡単に行うためのソフトウェアです。
公式サイトでも謳われているように、「世界で最も人気のサイト構築サービス」であり、多くのユーザーがこのWordPressを利用してサイトを作っています。
「WEBに関する専門知識がなくても、サイト制作から運営までできる!」と言われているWordPressですが、実際にどんな部分で活用すると利点があるのかを、WEBデザイナー視点で解説します!
【目次】
1.WordPressの利点。なぜ人気?
2.こんな企業サイトはWordPressで作ると便利!
3.企業サイトをWordPressで作る場合の注意点
4.WordPressの利点・注意点まとめ
WordPressの利点。なぜ人気?
WordPressは、先述のようにブログ更新を簡単に行うためのソフトウェアですが、実際にはブログ以外の企業サイトやサービスサイト、商品販売サイトなど、幅広い分野のWEBサイトを構築することが可能です。
ブログ運営だけであれば、アメブロやはてなブログ、noteなどたくさんのサービスがありますよね。
これらのブログサービスと比較してWordPressの利点を挙げるとするのであれば、「自由度が高い」という点です。
自由にできることはさまざまあります。例えば…
・ドメインやサブドメインの設定
・WEBサイトのレイアウト、見た目
・プラグインによる機能拡張
(画像の自動圧縮、お問合せフォームの設置、自動バックアップなどなど…)
このように、自分の好みやサイトの目的に合わせてカスタマイズできることが多く、この自由度の高さが、利用ユーザーが多い理由でもあります。
こんな企業サイトはWordPressで作ると便利!
実際に、当社もお客さまからご依頼いただき、WordPressでサイトを制作して納品させていただくものもあります。
そこで、「こんな企業サイトはWordPressで作ると便利!」という特徴をまとめました。
①製品数が多い企業のコーポレートサイト
②お知らせの更新頻度が高い企業のコーポレートサイト
③毎月のようにイベント告知のLPを作成する場合
一つずつその理由を解説していきます!
①製品数が多い企業のコーポレートサイト
例えば、サイズやスペックなどの違いで大量の製品数を抱える企業のコーポレートサイトでは、ユーザーが製品を探しやすいサイトに構築する、というのはとても重要なポイントですよね。
このようなサイトをWordPressで制作した場合、製品ページのテンプレートを作成し、同じ見た目で製品ごとにページを増やしていくことができるので、ユーザーにとって見やすく、使いやすいサイトにすることができます。
検索機能や絞り込み機能を追加すれば、大量の製品数の中からお目当ての製品を見つけることもしやすくなります。
また、WordPressはユーザーだけでなく、管理する側にとっても使いやすいのが魅力的な点です。
製品ページのテンプレートさえできれば、専門知識がない人でも簡単に製品の型番やスペック、イメージ画像を登録することができ、各製品ページを生成することができます。
製品情報の粒度を揃え、サイトに情報を集約することで、「製品管理も楽になった」とお客さまからご感想をいただいたこともあります。
数が多く、入れ替わりが激しい製品のWEBサイトを運営する企業にとって、WordPressは大変便利な仕様だと思います。
②お知らせの更新頻度が高い企業のコーポレートサイト
WEBサイトで頻繁に情報を発信している企業にとっては、サイトの更新のしやすさが何よりも大切になります。
その点でWordPressは使い勝手がいい、と実感される方は多いようです。
イベントの特設サイトなど、お知らせを更新する頻度が高い場合、その都度制作会社に作業依頼をするのは手間も費用もかかってしまい、効率的ではありません。
WordPressにすればコードを編集しないでお知らせページを更新することができるので、社内で更新が完結でき、スピーディに情報発信することができます!
企業サイトやサービスサイトは、長い間更新されていないとサイトの信頼性が低下してしまうので、そういったことを防ぐ手段になるのも利点です。
③毎月のようにイベント告知のLPを作成する場合
当社では以前、毎月セミナーを開催していました(現在は不定期で開催中です!)。
セミナーで集客をするために、告知・問合せ用のLP(ランディングページ)をWordPressで作成していました。
実際、WordPressにしたことで各段にサイト制作や運用が楽になりました。
というのも、WordPressを使う前はセミナー担当者が原稿を作成し、デザイナーが画像を作成、システム部門でコードを編集し…といった具合で、さまざまな部署の人がLP制作に携わっていました。
ここで課題となっていたのは、日程変更や会場変更などの情報がスピーディに変更できない、情報が変更になった場合に各制作担当者それぞれに修正手配をしなければならない…ということでした。
WordPressにしたことで、コードを編集するスキルがなくても簡単に更新ができるので、そもそも制作に携わる人が減り、手配や作業を効率化することができました。
企業サイトをWordPressで作る場合の注意点
ここまでWordPressの便利さをお伝えしてきましたが、WordPressを導入する際はいくつか注意すべき点もあります。
その一例がこちらです。
①契約中のサーバーがWordPressに対応しているか
②制作費や管理費について
③そもそもWordPressにこだわる必要があるか
①契約中のサーバーがWordPressに対応しているか
まれに、契約中のサーバーがWordPressに対応していない場合があります。
その場合、契約しているプランやサーバー会社を変更する必要があります。
変更する場合、現在契約中のサーバー会社でメール管理をしているかどうかなど、確認しなければいけないことがいくつか出てきます。
安易に変更してしまわないように、注意が必要です。
②制作費や管理費について
サイトのページ数や構成、レイアウト、アニメーションの有無、検索やお問合せ機能など、条件によって変動しますが、WordPressを使ってサイトを制作する場合、WordPressの導入費や管理費がかかります。
サイト制作の条件に大きく依存するところがありますが、HTMLで制作した方が費用を抑えられる場合と、WordPressを導入した方が費用を抑えられる場合、どちらもあります。
実際にサイトを制作する時には、具体的なサイトの仕様をイメージして制作会社と打合せをすることが、大切なポイントになります。
③そもそもWordPressにこだわる必要があるか
②から繋がりますが、「WordPressだと自分たちで簡単に更新できるので導入したい!」と仰るお客さまは多いのですが、ヒアリングをしてみると「更新頻度が低い」「ページ数が極端に少ない」など、WordPressにしなくても十分機能する場合があります。
WordPressにするとその分導入費や管理費がかかり、結果制作費が高くついてしまう場合があります。
WordPressにするべきかどうかは、サイトの構成や機能、どんなサイトにしていきたいか?というところで決まるため、やはり制作会社としっかり打合せをして固めていくのが良いと思います。
WordPressの利点・注意点まとめ
最後に今回紹介した内容のまとめです!
WordPressにしてよかった企業サイトは
①製品数が多い企業のコーポレートサイト
②お知らせの更新頻度が高い企業のコーポレートサイト
③毎月のようにイベント告知のLPを作成する場合
企業サイトでWordPressを導入する上での注意点
①契約中のサーバーがWordPressに対応しているか
②制作費や管理費について
③そもそもWordPressにこだわる必要があるか
以上が、「WordPressの利点・注意点」でした!
当社はこれまで、HTMLでもWordPressでも、多数のWEBサイトを制作してきた実績があります。
WEBサイトの制作・リニューアルを考えている方、もしくはサイト運営でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社までご相談ください!
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