2024年8月6日、7日に「夏休み防災てらこや」を開催しました。
このヒラメキ工房でも度々紹介している「防災てらこや」ですが、今回はひと味違う催しとなりました。
本記事では、イベント当日の様子をお届けします。ぜひご覧ください!
「夏休み防災てらこや」その内容は?
ふだんは保育園・幼稚園の子どもたちを対象としている「防災てらこや」。夏も盛りの2日間、今回は「夏休み防災てらこや」として小学生を対象に開催しました。
▼「防災てらこや」についてはこちらの記事をご覧ください。
8月6日(火)は横浜橋通商店街、7日(水)は横浜市南図書館で開催しました。
横浜市消防局 南消防署さまとの連携はおかげさまで3年目を迎えましたが、南図書館さまとのコラボは今回が初めて。予想以上に充実した取り組みとなりました。
イベントの大まかな構成は次の3つです。
1.台風について学び、ワークシートにまとめよう
2.実験の観察:台風・水害の起こり方を理解しよう
3.ワークショップ:マイタイムラインを作ろう
1.台風について学び、ワークシートにまとめよう
はじめに、この季節に多い台風について南消防署の方から説明がありました。
「風速20メートルだと、どんな感じ?」という問いや、動画を交えながら台風を詳しく解説してくださいました。
その後、子どもたちは4人ほどのグループに分かれ、図書館が用意してくださった台風関連の書籍を見ながら、ワークシートに取り組みました。もちろん、消防署、図書館、野毛印刷の、教育に長けたスタッフたちが横でサポートします。
子どもたちはそれぞれの興味関心を高め、一つひとつにじっくり取り組んでいた様子でした。
2.実験の観察:台風・水害の起こり方を理解しよう
次に、「台風はどうやって生まれるのか」といった実験を間近で観察しました。立ち上がった湯気の形は、まるでミニ積乱雲のようでした。
3.ワークショップ:マイタイムラインを作ろう
2時間という長時間のイベントでしたが、最後のワークショップもみんな集中して取り組んでいました。
グループごとに話し合い、大きな1枚のマイタイムライン(防災行動計画)を作成。
「〇〇小学校で70歳のおばあちゃんと一緒に暮らしているとしたら」など、グループごとに異なる設定が与えられ、子どもたちはハザードマップを見ながら想像し、「おばあちゃんが大丈夫と言っても、一緒に早めの避難をする!」など、積極的に意見を出していました。
発表の時間も、自分たちでまとめた内容を堂々と大きな声で伝えていて、最近の子どもたちとてもは発表が上手だと感心しました。これも学校教育の賜物ですね。すごいです!
また、図書館で開催したイベント2日目では、司書の方がおすすめ書籍を紹介してくださり、子どもたちからは「夏休みの自由研究にする!」という声が上がりました。
保護者の方々からも「夏休みにこんなイベントがあるのは助かる」との反響がありました。
参加者にはお土産が配られました。それがこちらです。
ご家庭でお家の人と取り組めるように、マイタイムライン(A3サイズ)をお持ち帰りいただきました。
特別プログラムで開催した「夏休み防災てらこや」。
子どもたちが、この日体験し学んだことを、これからの生活に活かしてくれたら、私たちも嬉しく思います。
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