こんにちは。DPSG(デジタルプリントサービスグループ)のスズキです。
今回は、当社のオンデマンドプリンタの秘密兵器とも言える「特殊トナー」についてご紹介します!
「特殊トナーって?」「どんなことができるの?」
と思われた方、ぜひ最後までご覧ください!
オンデマンドプリンタ(デジタルプリント)とは
チラシやパンフレットなどの商業印刷物でよく使われている印刷手法は、版からインキを転写ローラーに移し(OFF)、それを紙に印刷(SET)する「オフセット印刷」です。
当社もこのオフセット印刷が主力です。
一方でオンデマンドプリンタは、「版を必要とせず、トナーで絵柄を印刷していく」高性能レーザープリンタのことを指します。
日本のメーカーでいうと、富士フイルム、キヤノン、コニカミノルタ、リコーと、カメラや写真技術を得意とした企業が開発生産しているのが分かります。
そのオンデマンドプリンタは印刷だけではなく、インラインで折機、綴じ機が連結されており、巻三つ折りや中綴じならワンパスで印刷・製本することができるのです。
また、当社でもオンデマンドプリンタによる印刷を「デジタルプリント」や「デジタル印刷」と呼ぶこともありますが、こちらはもっぱら高速のインクジェットプリンタを指すことが多いようです。
野毛印刷のDPSGについて
続いて、私が所属するDPSGとは、「デジタルプリントサービスグループ」の頭文字を取ったもので、オンデマンドプリンタを運用する私たちの部署名です。
部署があるフロアには、カラープリンタ2台とモノクロ専用機が2台、他には無線綴じ機や断裁機、綴じ機、折機、カッティングプロッターを有しています。
これらを駆使し、印刷から製本・加工・ロジスティクスまで、印刷工程の最初から最後までをDPSG内で行い、日々お客さまに印刷物をお届けしています。
特殊トナー(シルバートナー、クリアトナー)とは
では、いよいよ「特殊トナー」についてご紹介します!
当社のカラープリンタには、通常のプロセスカラー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に加えて、「シルバートナー」と「クリアトナー」がそれぞれ追加搭載されています。
これにより、プロセスカラーではできない、印象に残る印刷表現が可能になるんです!
「シルバートナー」とは
シルバートナーとは、その名の通り銀色のトナーのことです。
特殊な光輝性顔料で光の反射が高まり、メタリック感をプリントで表現することができます。
その分高価なトナーで、プロセスカラートナーの約2倍のお値段がします。
デザイン的な使い方としては、シルバー単色での表現はもちろん、プロセスカラーとシルバートナーを重ねることで、ゴールドをはじめとする多彩なメタリックカラーを表現することができます。
ただ、銀箔のようなピッカピカな光沢感は表現できません。光沢のあるグレートナー、と理解していただければと思います。
そうは言っても、通常の印刷物と並べると目を引きます。
グリーティングカードやラベル、冊子の表紙、パッケージ、チラシなど、他と差別化したい印刷物には持ってこいです!
「クリアトナー」とは
もう一つの特殊トナーであるクリアトナー。こちらは透明なニストナーです。
光の反射で透明感や立体感を表現します。
艶のないマットコート系の用紙を使うと、より効果的な表現ができます。
また、透明なトナーのため、透かし効果でクーポン券やチケットなどの偽造防止効果としても期待できます。
普段の印刷物に特殊トナーを!
そもそも、印刷物にはそれぞれ目的や狙いがありますよね。
例えば…
・チラシ、フライヤー→告知、宣伝
・DM→集客
・ポイントカード、クーポン券→再来店促進
・名刺→印象づけ
このように、さまざまな目的があって、私たちは日々印刷物を使っています。
そうした時に、今回紹介した特殊トナーを上手く使うことで、「お客さまの興味を引きやすくなったり」、「お客さまからの反応が増えたり」、「お客さま内で口コミで広がったり」といった効果が見込めます。
「印刷物がマンネリ化してきたな…」「あまり効果が出ていないな…」と感じている方は、ぜひ特殊トナーの使用を選択肢の一つに入れてみてください!
特殊トナーを使った事例を紹介!
もちろん、特殊トナーを使った事例は他にもあります!
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