電車の中、座席に座って前を見ると7人掛けの座席の6人が「スマートフォン(Smartphone)」を操作していて、思わず心のなかで「リーチ!」。残りの1人に注目すると、周りにつられるようにスマホを出して「ビンゴ!」。
このような光景に最近出くわすことが増えています。
日本の携帯電話市場は「スマートフォン」への移行が急ピッチで進み、現在スマートフォン利用率は携帯電話全体のうち約8割近く。日本独自の進化を遂げたことで「ガラケー(ガラパゴス携帯)」と呼ばれる日本製の携帯電話の約4倍になったといわれています。
スマートフォンの始まり
スマートフォンの始まりは、1992(平成4)年。アメリカのラスベガスで開催されたコンピュータ産業のトレードショーに登場したIBM社製のもの。2年後の1994(平成6)年にタッチパネルを搭載した「IBM Simon」が発売されましたが、この時点では「スマートフォン」という名称は存在せず、1996(平成8)年にフィンランドのNokia社が発売した携帯電話「Nokia 9000 Communicator」を「スマートフォン」と呼んだのが名称の起源とされています。
「スマート(Smart)」は「賢い・利口」。つまり賢い携帯電話が名前の由来でした。
日本で独自の変化をしてきた携帯電話
その後2007(平成19)年にApple社の「iPhone」が発売されるわけですが、日本ではそれ以前に携帯電話そのものが独自の歩み方で変化しています。1987(昭和62)年にハンディタイプの携帯電話が発売されると小型化が進むなか、1999(平成11)年にNTTドコモの「iモード」が登場。携帯電話でEメールの送受信、Webページの閲覧などができるなど、世界初の携帯電話IP接続サービスが利用できる端末に進化しました。
世界標準のスマートフォンが2004(平成16)年頃、日本に参入した際も「ガラケー」で十分だったため、2008(平成20)年にソフトバンクを通して「iPhone」が発売されるまでは、「スマートフォン」という名称もほとんど存在していませんでした。
その後、2011(平成23)年にNTTドコモ社が日本独自の機能を備えた「スマートフォン」をリリース。これを機に「スマートフォン」への移行が顕著になったといわれています。
「スマホ」という呼び方の起源は?
では、「スマホ」という表現はいつ、どのように使われ始めたのか。
起源を探ると2007年に「iPhone」が発売された際、パソコン雑誌の「週刊アスキー」が、スマートフォンを「スマホ」と略して掲載したのが最初。「スマフォ」ではないかという意見もあったようですが、簡潔にすべきということで略語が大好きな日本人らしく「スマホ」が使われるようになったといわれています。
もちろん「スマホ」は海外では通じませんのでご注意を。
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