日々複数の制作物、画像処理などに関わっていますと、
当然のことながら修正業務がつきものです。
そこで今回はご存じの方もたくさんいるとは思いますが、
Adobe Photoshopの「スマートオブジェクト」機能の紹介です。
今となっては特別新しい機能ではありませんが、
データ入稿でもあまり見かけないので書いてみました。
ざっくりですが、
これは元画像の品質を保持したまま拡大・縮小、回転、
解像度の変更などのフィルタを適用しても
いつでも元画像に戻れるという機能です。
例えば、イラストレータのイラストなどをPhotoshopへコピーし、
「スマートオブジェクト」化しフィルタをかけて、
見た目かっこいいデザインラフを作るとします。
このラフの状態では解像度を150pdiなどで設定、
作成しながら軽量な状態でハンドリングします。
校正にてイラストに直しが入っても「スマートオブジェクト」から
イラストレータを開いて修正・保存すると、
修正内容が画像に反映されるという部分も併せ持っております。
校了後の印刷時では解像度を350dpiに変更することで、
高品質な印刷データに早変わりします。
(一気に重くなりますが…)
制作業務においては世代管理も簡単なようで
気をつけなくてはいけない部分でもありますので、
簡単すぎる内容ではありますが、
大いに活用してはいかがかと思います。
複雑なものほど直しに強いデータ制作を心がけながら、
品質向上とスピーディな結果を日々追い求めて
これからも頑張ります。