『Pacific Crest Trail』挑戦の記録|0日目~12日目

インタビュー / 野毛印刷の人々

『Pacific Crest Trail』の記録

『Pacific Crest Trail(パシフィック・クレスト・トレイル)』をご存じでしょうか。

『Pacific Crest Trail』(以下PCT)とは、アメリカ合衆国の長距離自然歩道のことで、『Appalachian Trail(アパラチアン・トレイル)』『Continental Divide Trai(コンチネンタル・ディバイド・トレイル)』とともにアメリカの三大長距離自然歩道のひとつです。

PCTはメキシコ国境から、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州を通ってカナダ国境まで南北に縦断するコースです。

実は、現在そのPCTに当社の社員K.O.が挑戦中!
全行程を歩き終えるには4~6か月かかると言われており、決して楽な道ではありません。

この『ヒラメキ工房』では、その挑戦の様子を記録として残していきます。
K.Oのコメントとあわせてご覧ください。

0日目~12日目

成田空港からロサンゼルス空港へ。
まずは空港から2日お世話になるトレイルエンジェルのお宅に。

アメリカ人、ドイツ人、イギリス人、フランス人など、さまざまな国から同じ志を持つ者が集い、この場所から毎日旅立っていく。
日々20名ほどを無償で受け入れ、衣食住の全てを世話してくれるスカウト&フロドはハイカーにとって神のような存在だ。

旅の目的は、メキシコ国境からカナダ国境までの2,650マイルを歩くこと。
家族や仕事のことを考えれば普通ではあり得ないことだが、ともかく私は今メキシコ国境に立っている。

ひっそりと佇むモニュメントで記念撮影。
そこに誰がいるでもなく、一人ひっそりとスタート。(5月4日)

1日20マイルを目標に、朝5時に鳥のさえずりで起床。
テントの撤収、パッキングをして出発。日が出るまでに距離を稼ぐ。

日が出たら日陰で朝食、今は試行錯誤でオートミールを水で戻して食べるのがお気に入り。お昼は水節約のためトルティーヤ、夜はラーメンといった具合だ。
1日3,000キロカロリーを摂取しないと途中倒れかねないので、無理して高カロリーな行動食をとっている。

歩き始めて最初の街、ジュリアンでアップルパイとコーラをいただく。
これも何とPCTハイカーは無料!

100マイル地点

牛が行く手を阻んでくるが気にせず通過。といっても近くにいると恐怖を感じる。

イーグルロックという名所。
朝早過ぎて誰も居ない…。

PCTで最初に感じたことは、暑さ対策、軽量化、水の確保、これをしっかり考えてやる必要があり、極端なことを言うと命に関わる。
どこでどのくらい水を補給するかを計画的に行うために、前情報を正確に入手して置くことが大切だが、川の場合は昨日あった水が今日は乾いているということもある。
そんな状況下でこのようなタンクに水を入れて提供してくれるポイントもある。ありがたい。

こちらはトレイルマジックと言って、各地域のボランティアによって突如として現れる。これも超感動的なコーラとの出会いです。マジックによって、ビール、ソーダ、お菓子などさまざま。

時にこんな川?沼?のような水を飲む必要がある。もちろん浄水器は必需品。

ポツンと現れたカフェで初本場のハンバーガーをいただく。スプライトは無限におかわり可能。
円安の影響は大きいが、まともな食事が取れる時に取る!

数日に一回は食料の補給や洗濯のために街へ降りる。基本ヒッチハイク。
…ほんとに?薄汚いおじさんを誰が乗せてくれるの?と思うかも知れないが、5台に1台は止まってくれる!

初めての休息日を取るため、Idyllwildという街へ送ってもらったキャンプにきていたファミリー。
カレン、ソフィー、ハンナ、ありがとう!


0日目~12日目の記録はここまで。
To Be Continued…

★『Pacific Crest Trail 挑戦』の記事一覧はこちら

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