「販促企画のツボ」の連載、第28回目です。
前回は2020年7月の「販促企画のツボ」を解説しました。東京オリンピック開催が延期になり、イベントが「ポッカリ空いた」夏休みになりそうな今年の夏。トレンドとしては「アウトドア」もしくは「自宅」の需要が強くなるでしょう。4月5月と学校が閉校になったことにより、学生の夏休み期間が短くなる可能性もあるので販促企画の注意が必要です。
さて、今回のテーマは「2020年8月の販促企画のツボ」です。
8月の販促企画:需要増で注目を浴びる「山の日」とお盆休み
東京オリンピック、東京パラリンピックの開催が延期になったことにより、8月に開催される予定だったイベントの多くが中止に追い込まれています。またオリンピックとパラリンピックの開催を見越してあらかじめ中止が決まっていた花火大会やお祭りなどのイベントもありますから、販促イベントの少ない8月になるのは間違いありません。
「山の日」は2016年に新設された「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」という意味を持つ祝日です。1995年に制定された「海の日」に比べると存在感の薄い祝日ではありましたが、今年からはその位置づけが変わりそうです。アウトドア需要増、そして自粛生活による運動不足のため「登山」が注目されています。国民が「山」に関する情報を得、「山」に親しみをもつ機会が多くなるでしょう。
ちなみに2020年のお盆休みは8月13日の木曜日から8月16日の日曜日までの4日間が一般的な形になります。前述した「山の日」が8月10日の月曜日ですから、8月11日、8月12日とお休みを取得して、8月8日から8月16日までの9連休を取る方も多いのではないでしょうか。
8月の販促企画:「経験したことのない夏に」熱中症に注意
そんな中、2020年の夏は「経験したことのない夏に」なると注意が叫ばれています。(2020年5月11日のNHK WEB NEWSより)
ひとつは今年の夏が平年を上回る暑さになると予想されていることです。もうひとつは外出自粛の生活によって室内で過ごすことが多くなり、身体が暑さに慣れにくくなっていることです。また多くの方が外出時にマスクを着用しますが、マスクによって吸い込む空気が暖かくなり、身体の中から熱が逃げにくくなるというのです。
本来であれば4月5月から「汗をかきやすい」夏の身体に変わっていくものが、自粛によって夏の身体になりにくくなっています。熱中症への注意、予防を訴えるための商品やサービスを、さらに力を入れてお客様に提供するのが良いかもしれませんね。また我々自身も、社内業務やリモートワークが増える中、適度に外出して身体を慣らしていかなければいけませんね。
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