印刷物において大事な要素のひとつ、「フォント」。
ウィンドウズの標準書体である「MSゴシック」や、iPhoneの標準書体である「ヒラギノ角ゴ」など、
世の中には非常にたくさんの書体=「フォント」が存在しています。
その中には特定の地域をイメージして作られた、
「ご当地フォント」と呼べるものがあるのをご存知ですか?
今回は、横浜をイメージして作られたフォント2つをご紹介いたします。
1.おしゃれなのに親近感がわく「イマジン・ヨコハマフォント」
1つめは「イマジン・ヨコハマフォント」。
開港150周年をきっかけに、横浜市が立ち上げたプロジェクトによって生まれた書体だそうです。
なかなかクセのある形をしているのですが、
おしゃれなのに愛嬌があって、かわいい!
この「愛嬌」が、こじゃれた港町というだけでなく、
飲み屋街、the下町な商店街、田舎…いやいや、豊かな自然など
様々な面を持つ横浜のイメージにぴったりだと思うのです。
公式HPによれば、フリーダウンロードを実施しているそうで、
下記URLの下部にダウンロードボタンがあります。
ただし、フォントは欧文、数字、ひらがな、カタカナ。漢字は市・区名で使う漢字以外は含まれていないそうなので、ご注意ください!
イマジン・ヨコハマフォント
http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/brand/output02.html
2.モダンで風格のある「濱明朝」
2つめは「濱明朝」。
フォントデザインを専門とする会社、「タイププロジェクト株式会社」のタイプデザイナー、
両見英世氏によって生み出されたこのフォントは、縦画と横画の対比を際立たせた太い明朝体。
明朝体なのに固すぎない、なんというか、「ヌケ感」のある雰囲気。
個人的には、欧文のヨーロピアンな雰囲気が非常に好みです(笑)。
こちらはまだリリースされておらず、公式HPではフルセット版は2017年には完成予定とされているようです。
HP内では、開発秘話やデザインソースについて知ることもできますよ。
Type Project 都市プロジェクト 横浜
http://typeproject.com/projects/cityfont-yokohama
いかがでしたか?
どちらも作り手のこだわりが感じられるフォントで、使ってみたくなってしまいますよね。
どんどん活躍の場が広がっているようですので、
横浜にいらっしゃる機会がありましたら、
ぜひ!フォントにも注目してみてくださいね。