Hello! ニーハオ。デザイナーのYukiです。
デザイナーあるあるなのですが、お客さまが「こんな感じにカッコよくしたいのだよね」と、海外のクールなフライヤーを持参。しかし原稿は日本語。心の中では、“それ、英語だからカッコいいだけで、日本語でやってもダサくなっちゃうよ!”あると思います。
さて、どうしたら日本語でクールにデザインできるでしょうか。ここで、あの海外のデザイン特有のカッコよさを「Cool」と仮定します。今日、ステキな日本語のデザインもたくさん見かけますが、ステキ日本語デザインの得意分野は「やわらかさ」や「迫力」「品」「カオス」あたりではないでしょうか。しかしお客さまが求めている、あの「Cool」な空気感は、「やわらかい」シンプルさでも「迫力」のカッコよさでもなかったりします。
日本語でクールにデザインするための解決策とは??
こんなときに私が参考にしているのは、香港や中国、シンガポールのデザイナーたちの作品です。
彼らは漢字を「Cool」に見せる、日本人とは違ったタイプの感性をもっています。
彼らの作品をどこでチェックするかというと、「Behance」というサイトです。
https://www.behance.net/
ご存知の方も多い、世界中のデザイナー・アーティストがCoolな作品をUPしまくる最大級のポートフォリオサイトです。ここではデザインのジャンルだけでなく、デザイナーの国も選択して検索することができます。
こんな風に↓↓↓
https://www.behance.net/search?field=44&content=projects&sort=appreciations&time=week&country=HK
中国は漢字多め、香港は漢字英語のミックスが多いようです。「Behance」は世界中のデザインが常にUPされ続け、それを人気順に観覧できるので、世界のデザインの動向もわかります。たとえば日本では、やわらか・ほっこりシンプル系が人気ですが、「Behance」では、パワー・かっこよさ×シンプル系のデザインが人気な様子。
ちなみに私の最近のお気に入りはこれ。
アルファベットでも漢字でもないCOSの点字広告。
https://www.behance.net/gallery/50059303/COS-The-Sens(able)-Project
「So cool」です。
もちろん、デザインのよさは流行りすたりではないですが、ちょっと視野を広げて自分のストックをアップデートするには、海外、漢字圏デザイナーたちの作品が、とても刺激的でおススメです。