【Googleアナリティクス】第4章 知るほどに気になる直帰率

マーケティング / コンテンツマーケティング

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こんにちは!
熱くもなく、寒くもなく、雨が少ない。この季節に日々身体を甘やかしているクラタです。

さて。

Googleアナリティクスの記事も第4章となり前回のセッション数の記事で心が折れてしまったという方もいるかもしれません。
イイんです。Googleアナリティクスは正直世界で最も普及しているツールである反面、少々クセのあるツールですので分かりにくいのは分かります。
ただ、最も普及しているツールであるゆえに使えないとウェブマーケティングを語れないという事実があるのは言うまでもありません。
感覚値や経験も時にはいいのですが、曖昧であったり個人的な趣向や感情が重要な判断を行う時に誤った選択をさせてしまう事も世の中には多く、その為に会社が不幸になる事も多々見てきました。

このシリーズでは、そんなガッツリとGoogleアナリティクスを覚えて使いこなす!という方よりも経営層や管理者として部下から発信されたレポートを最低限読み解くことが出来るようになれば良いなぁという思いを込めて出来るだけ分かりやすく説明していきたいと思います。

第4章 最も重要な指標 知るほどに気になる直帰率

今回は意外と皆さんが知っている単語である、”直帰率”です。
「直帰率って、サイトに来てくれたのにスグに出ていっちゃった数だよねぇ?」
はい、そうなんです!サイトに訪れたのに最初のページだけ見て(どの位の時間見てくれたか分からないケド)すぐに出ていった(何処へ?)数。その通りです!

OKしてる女の子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単でしたね。(笑)
分かりやすいから、皆さん知ってる方が多いんですね。
もし知らない人が居たら、正確にはこうです。
“直帰率は管理対象のサイトに来てくれた最初のページだけを見て、次のページへ行かずにブラウザを閉じたか他のサイトへ行ってしまったセッションの比率”
となります。
比率と言ってますが、正確には計測したい期間中のセッション数の総計で、直帰したセッションの割合を算出しています。

直帰したセッション数 ÷ 総セッション数 = 直帰率

以上です!

 

いやいや!もっと詳細に知りたいという方は以下をどうぞ

私がいつも直帰率について企業セミナーを行う時にレクチャーしている内容があります。

  1. 直帰率と滞在時間について
  2. 直帰率は何%以上が悪いの?
  3. 直帰なのに直帰じゃない?

1)直帰と滞在時間について

結論から先に申し上げますと、直帰したセッションのセッション滞在時間は一律0秒としてカウントされます。
そして、サイト全体の皆さんが良く見る平均セッション時間はこの0秒も含めて平均を出しています。
なのでGoogleアナリティクスにアクセスして最初に見えるサイト滞在時間の秒数は見ても意味がない参考程度でしかない。と言えます。

直帰率の話に戻りますが、googleアナリティクスはページを見始めたタイムスタンプ(サーバーが取得する時間データ)だけを見ています。

つまりトップページから見始めた来訪者が、そのトップページにどの位の秒数見ていたか?はこの来訪者が次のページへ移動しないとGoogleアナリティクスは分かりません。

次のページを見始めたタイムスタンプ - トップページを見始めたタイムスタンプ = トップページを見ていた時間

シンプルで分かりやすいですよね。
という事はつまり、直帰してしまうと次のページを見始めた時間が分からないので、直帰した時は滞在時間は全て0秒としてカウントされるのです。
たとえ、30分近く熟読してくれていても、次のページへ行かなければ0秒です。

2)直帰率は何%以上が悪いの?

現在はYahooやGoogleの検索エンジンは高機能で探している情報があるページを正確にインデックスしてくれます。

つまりサイトに訪れた時に、探している情報がいきなり見つかります。来訪者はそこで情報に満足して長く滞在してくれます。サイトを気に入ってくれたかもしれません。

ところが、満足したのでブラウザを閉じたとしたら、これは直帰扱いになってしまうのです。

そしたら、直帰率って必ずしも悪いというわけじゃない。と気付かれることでしょう。

なので、サイト全体の直帰率もあまり意味がないデータと言えます。あくまで参考値。

直帰率を見るなら、そのページ毎の役割を考えたり、参照元メディアという軸で見る方が重要です。

トップページはサイトの玄関です。色々な情報が網羅されており、いわばどこの部屋に行こうか考える分岐点です。そこに全く探している情報が見えなければ、直帰してしまうでしょう。
なんとなくデザインや色味が気に入らなかったかもしれません。
これに対して、情報の詳細ページやデータが列挙されたページは、いわば探している情報を持つページですから、そこにアクセスしてきたという事は直帰しにくいと言えます。

また、参照元メディアは後日このシリーズでも紹介しますが、どこのサイトから、どうやって自社サイトへ来たのか?という情報が見れます。
この時に、リスティングで来た人は直帰率が悪い(高い)、自然検索で来てくれた人は直帰率が良い(低い)などの違いを見比べることが出来ます。

あくまで私はサイト全体の直帰率を見るのは、あまり意味がないと申し上げたので誤解のなされないように。

なので、サイト全体の80%を超えていたら悪いとか、30%未満なら優秀。という一喜一憂は無駄なのでやめましょう。

ちなみに直帰率が5%を切っている事が継続的に発生している、0~2・3%のままでいる。という時は多くの場合、Googleアナリティクスの計測タグが2つ以上入っているケースですので社内システム担当や、制作会社に確認しましょう。

3)直帰なのに直帰じゃない?

最初の入口ページ(1ページ目)だけみて、次のページへ行かずに出ていったのに直帰率に含まれないケースがあります。

Googleアナリティクスの設定によるのですが、1ページ目にyoutubeの埋め込みがあったり、Googleアナリティクスのイベントトラッキングという機能が実装されているなど、ページを読んでいる最中に、Googleアナリティクスのデータが計測されるケースがあります。

この場合には1ページ目の中でも直帰では無いと見られます。
このイベントトラッキングは、ページが表示された後に来訪者が実施した動きに連動してデータを送信します。
メルマガ登録ボタンや、資料請求フォームの送信ボタン、オンライン見積を実施したか否か、などとても便利です。次ページに行ったわけでは無いですが、そのページ内の目的を達成しているかもしれません。

繰り返しになりますが、あくまでそれらのアクションを直帰とするかしないかは、Googleアナリティクスの管理画面内の設定による。というところだけご注意ください。

さいごに

いかがでしたか?直帰率は、比較的分かりやすかったのではないでしょうか?

直帰率が理解できると、費用をかけている広告媒体ごとにパフォーマンスが分かるようになりますし、自然検索って貢献しているなぁとか見えてきます。

次回は平均セッション時間についてご紹介していきたいと思います。

いままでGoogleアナリティクスを活用出来てない、お問い合わせをデータを基に改善していきたい、広告の費用対効果を代理店任せにしない。そんな為にアクセス解析を学んでいきましょう。

それでは!

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