こんにちは。制作のkkkk.です。
お仕事ではデザイン制作のほか、イラストを描いたりしています。
イラスト講座も第5回目になり、何を話そうかなぁということなんですけども、人物画について何か、ということなので良い機会ですから私が一番好きなイラストレーターさんの話をしたいと思います。
森本美由紀さん、という方がいました。残念ながら亡くなってしまいましたが、とても魅力的な人物画を描かれる方です。ファッション画で有名な方ですので、ファッション関係の方だとご存知の方もいらっしゃるかも。
有名なお仕事の一つとしては、ピチカート・ファイヴのジャケットなど。
線一本で人物の全部を表現する、力強くてかわいくてかっこいい絵を描かれる方です。
機会があったら調べてみて下さい。
さて、人物画が上手になる方法、結論から言うと1つしか無いです。
「魅力的な人を、とにかく、描く。」これです。
「魅力的な、」というのは自分が描く気になる、描きたいと思わないと続かないから、というところでもあります。また、それは写真や絵ではなく、できたら実物のほうが良いです。
先述の森本さんもとにかく本物のモデルさんをたくさん書いていました。
森本さんのお気に入りのモデルさんがいらっしゃるのですが、その方の写真や絵を見ただけでは表れない、素敵な佇まいや存在感を写し取ることで、より魅力的な人物画になる、というか……。
私も森本さんや、創立者の長沢節先生に憧れて入った学校で、同じモデルさんのデッサンをしたことが有るのですが、その方がポーズを取るのを見たときに森本さんが描いているモデルの方だ、というのがすぐにわかりました。
それくらい、描きたい対象というのは重要です。
描きたい対象を、どうしたらより魅力的に伝えられるだろうか。というところに人物画の面白さは有ると思います。私はリアルに見たまま書く必要はないと思っているので、どこを誇張したら良いかを考えます。目が大きいことが魅力だな、とか、首が長くて頭が小さいのが魅力だな、張り詰めた筋肉や筋が魅力だ。などなど。
ファッション画に登場するような一流のモデルさんを描く機会はなかなか無いので難しいのですが、魅力のある、描きたい人物ということであれば身近にもいらっしゃるのではないでしょうか。
また、電車や公園などでも描いてみたい人物、というのは見つかると思います。
軽い気持ちで何気ないポーズをノートに写し取るだけでも面白いと思いますので挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後に約●年前のデッサンなのでお恥ずかしいですが少しだけ公開します。
森本さんがよく描いていたモデルさんです。
10分1ポーズで、いろいろな角度から自分が描きたい位置を選んで描く練習をしました。