はじめに。
こんにちは。野毛印刷のクラタです。
早速ですが前回に続いて超初心者編としてアクセス解析のページビューについて詳しく掘り下げていきます。
ページビューとは
Googleアナリティクス(以降GAと記す)の公式サイトの表記では、
「ページビューは、アナリティクス トラッキング コードを導入したサイトでページが 1 回表示されるごとにカウントされます。ユーザーがページを訪問した後でそのページを再度読み込んだ場合、ページビュー数は 1 つ増えます。ユーザーが他のページに移動してから最初のページに戻って来た場合も、新たなページビューとしてカウントされます。」
とあります。
耳慣れない言葉が目白押しで何が何やら初めての方には分かりません。
ポイントは、ページが表示されるたびに・・・という点ですが、これはGAがデータを計測する仕組みから理解する必要があります。
GAがデータを計測できる仕組み
皆さんが日々企業のウェブサイトを閲覧する際にはインターネットに接続している必要がり、サイトにアクセスして様々なページを閲覧する度にデータが計測されています。
図1をご覧ください。真ん中がサイトに訪れた①来訪者です。ウェブサイトにアクセスするときに必ずパソコンやスマホ、タブレットなどを用いて閲覧します。この時にアクセスしたウェブサイトのデータを企業のウェブサイト(図中②)から受信して手元のパソコンやスマホでウェブサイトが組み立てられます。
この時に企業のウェブサイト内にはGoogleアナリティクスのトラッキングコードというものが各ページには仕込まれています。アクセスをするとこのトラッキングコードが実行されて、Googleアナリティクスのサーバー(右側③のサーバー)へデータが送信されます。ここまでの一連の流れを繰り返していく事で来訪者がどこからやって来て、どのページを見て、次にどこを見たのか?という事が見て取れます。
このページ(page)を見た(view)というアクションがページビュー1回となります。その後もページを移動していくたびにページビュー2回、ページビュー3回と1つずつカウントが増加していきます。
トップページ 1ページビュー
↓
会社概要ページ 2ページビュー
↓
商品ページ 3ページビュー
↓
トップページ 4ページビュー
ページビューはシンプルに1回ずつカウントアップしていき、そのアクセスの中で同じページを複数回見たとしてもカウントされます。
途中でサイトへのアクセスをやめてブラウザを閉じても、後から再度同じサイトへ訪れれば、続きからカウントされます。
実際に管理画面を開いてみましょう。
下記はGAにログインすると最初に見える画面で、ユーザーサマリというページになります。
右上に日付があり、このデータがいつからいつまでの間のデータなのか?を決められます。
中央に青い折れ線グラフがあり、ページビュー数の日々の推移を表しています。折れ線の下部に赤枠で囲ってあるところに、「ページビュー数 443,380」と記載されています。これは、この期間中のページビューの総合計となります。11月だけで44万回以上のページビューがあるので、ある程度大きなサイトです。
沢山の来訪者が訪れて、一人一人が多数のページを見ている事を表しており、このサイトが賑わっているのが分かります。
ページビューはどんな時に見るの?
・ページビューは主にサイトへの来訪者全体がどの位ページをみているのか?
・個別のページ毎にどの位の人気があるのか?(見られているのか?)
・来訪者が1回の訪問の度に、どの位のページを見ているのか?
以上のような要素を確認したい時に閲覧します。特にメディアサイトやニュースサイトを運営している企業様ではページビューは重要な指標となります。
ページビューは各ページが表示されるたびにデータが送信され、シンプルに1ずつカウントが増えます。
Googleは無料版のGAについて、このページビュー数をもって、無料で利用できる上限を設けています。
“無料版は月間で1,000万PV”までを保証しています。もし皆様のウェブサイトが月間で1,000万PVを超えているようなら、Googleとの規約上、データが保証されないだけでなく、Googleアナリティクスの有償版へ切り替えなければならないとされています。
如何でしたでしょうか?ページビューはご理解頂けましたか?
次回は第3章、「最も重要な指標 セッションを正しく理解しよう」についてご紹介いたします。