「CI」「VI」とは?なぜ必要なのか、デザイナーが解説!

クリエイティブ / デザイン

CIVIなぜ必要?

皆さんこんにちは!デザイナーのコジマです。

日々、デザイナーとしてさまざまなお客さまの案件を担当させていただくと、「CI」「VI」という言葉を耳にします。

皆さんはこの「CI」「VI」という言葉の意味をご存じでしょうか?

今回は、デザインにも大きく関係する「CI」と「VI」についてお話したいと思います。

「CI」「VI」とは

まず、それぞれの言葉の意味を見てみましょう。

「CI」とは、「コーポレートアイデンティティ(Corporate Identityの略です。

企業が自社の理念や想いを自社内だけでなく対外的にも広く浸透させ、企業イメージを定義することを指します。
つまり、「目には見えない企業の思想」を定着させる企業戦略のことを言います。

一方で「VI」は、「ヴィジュアルアイデンティティ(Visual Identity)」の略で、「企業の思想」を可視化することを指します。

企業の象徴であるロゴタイプやシンボルマークなどを通して、「目に見えるビジュアル」として統一し、広く理解を深めることを言います。


このようにCIとVIはそれぞれが独立した言葉や意味ではなく、双方が共存して成り立っています。

つまり、CIは企業の思想を統一し、VIは企業のビジュアルを統一するという関係性にあり、企業戦略の一環であると言えます。

世界の「CI」「VI」成功事例

では、具体的にどんな事例があるのでしょうか?
CIとVIの関係性が見事に成功している企業を見てみましょう。

皆さんもご存じの、リンゴのマークで有名な米国のあの企業。
日本でのスマートフォン市場の約6割を、この企業の商品が占有しているとのことです。

では、何故ここまで支持されるのか。
それはやはり、CIとVIが大きな飛躍の要因になっているからと私は考えます。

皆さんはこの企業にどのようなイメージを持たれていますか?
「洗練、美しい、優雅、オシャレ、高級、高品質…」などなど。
挙げたらキリがないくらい良いイメージが浮かぶのではないでしょうか。

これは言い換えれば「企業価値=ブランド」として確立されているとも言えます。

私たちが抱く企業イメージであるブランドは、あくまでも企業側が決めるのではなく私たちのイメージとして存在します
ですが、このブランドを定着させる最初の出発点こそがCIとVIから始まっているのです。

この企業の創業者には「世界を変える」という大きなビジョンがありました。
“熱く語るプレゼンテーションやメッセージ”はこの企業の「CI」にあたる部分であり、“次々に打ち出されるロゴマークが刻印された革新的な製品のビジュアル”は「VI」に該当します。

徹底したCIとVIによって展開されたこの企業戦略が、やがて「ブランド」として市場に認知され、ここまでの大躍進を遂げたのではないでしょうか。

「CI」と「VI」の重要性

ここまでCIとVIの概要や、世界的企業の成功事例についてお話してきました。

こうやって見てみると、企業におけるCIとVIの重要性がわかります。

CIとVIが確立された企業戦略は、営業活動を通じてブランドが定着し、無駄のない効率的な成長曲線を描くことができます。

一方で、CIとVIが確立されていない場合は軸が揺らいでしまい、大回りをしながら成長を目指すことになります。

当社では、お客さまの成長に貢献すべく、CIやVIの構築はもとより、VIに沿ったビジュアルデザインの実績も多くございます。

「CIやVIの整備がまだ済んでいない」「CIとVIに興味はあるけど手をつけられていない」といった方はぜひ、一度当社にお声掛けください。
お客さまの成長を考え、クリエイティブ面で全力のサポートをさせていただきます!

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