YouTubeで企業チャンネルを始めるメリット
コロナ禍において、お客様と直接お会いする機会が減りました。
そうした中、従来は対面で伝えていた情報を動画で発信しようという企業が増えています。
また、大容量を高速で通信できる「5G」のサービスが開始されると、スマホからもっと気軽に動画にアクセスする消費者が増えてきます。
さまざまな顧客に自社の商品やサービスを訴求するため、継続的に動画コンテンツを発信しよう、と多くの企業がYouTubeで企業チャンネルの開設を行っているのです。
今回は、これからYouTubeで企業チャンネルを始める方向けに、撮影に必要な機材をご紹介いたします!
YouTube企業チャンネルの動画を内製するための三種の神器
YouTubeを始めようと思った時に、こう思う方もいらっしゃるかもしれません。
「社員が出演し、カメラに向かって商品やサービスの紹介をするだけの動画なら、ある程度の機材を導入すれば自社社員だけでできるのではないか」
…できます!
そんな時に、まず揃えたい撮影機材は3つ。
・三脚
・外付けマイク
・カメラ
上を見ればキリがありませんが、これらの撮影機材と一般向けの簡単な編集ソフトがあれば、とりあえず動画を撮影して、YouTube用に編集することが可能です。
〈三脚〉
アマチュアカメラマンの映像が見づらく感じる原因のひとつは「手ブレ」。その手ブレをおさえるためには三脚が必須です。
購入予定のカメラのランクを一段落としてでも三脚の導入を強くおすすめします。
〈外付けマイク〉
意外に思われるかもしれませんが、視聴者にとって、声が聞こえづらいというストレスは想像以上のものです。
そこで必須なのが外付けマイク。多くのビデオカメラにはマイクが内蔵されていますが、被写体とカメラが2m離れただけで、カメラ内蔵マイクでは聞き取りやすい声は収録できないと考えましょう。
外付けマイクにはいくつか種類がありますが、代表的なものは出演者のジャケットやシャツに付けるラベリアマイク(いわゆるピンマイク)タイプ。出演者の口元すぐ近くにマイクがあることで、クリアな声を収録することができます。
〈カメラ〉
カメラを選ぶ時のポイントとして、カメラを三脚やマイクと組み合わせるために、カメラの底面に「三脚固定用のネジ穴」があり、且つ「外部マイク入力端子」が付いているものがおすすめです。
その2つの条件さえクリアできている機種であれば、いわゆる一般的な家庭用ビデオカメラでOKです。画質面は機種やメーカーによってスペックの差はありますが、さほど問題にはならないでしょう。
最近は一眼レフカメラでの動画撮影もメジャーになっています。一眼レフはレンズの種類や設定によっては、ビデオカメラに比べるとピントを合わせることが難しいので注意が必要です。
比較的安価な機材はプロ用機材と性能の差はありますが、それでもこれらの三種の神器があるだけでクオリティは大きく変わります。
また、カメラ・三脚・マイクの組み合わせは、規格によっては接続できない場合がありますので、購入前に店員さんに確認しましょう。
これらの機材でできないことやクオリティに満足できない場合、外部の制作会社に相談してみる、という方法もご検討ください。
YouTube企業チャンネルは複数の動画コンテンツでPDCAをまわす
まずはカタチから…と高額機材を揃えたくなるかもしれませんが、動画コンテンツのクオリティとして大切なことは、最初は「画質」よりも「コンテンツの中身」です。
こちらの記事(【開催レポート】Youtubeで380万回再生された伝説の動画から学ぶ!動画活用セミナー)でも触れていますが、動画制作の前には「動画戦略」を作ることが必要です。
動画に限る話ではありませんが、顧客の心を動かすには顧客の心を理解し、どのようなコンテンツが顧客にとって魅力的なのかを考え、戦略を立てなければいけません。
さまざまな立場の消費者がいることを考えると、戦略は一つではないはずです。
そうした意味では、小規模でも動画コンテンツを継続的に制作してPDCAをまわし、ここぞというタイミングで大規模な動画を制作するという方法もアリではないでしょうか。