「スーパー解像度」がすごい!Photoshopの新機能を実際に使ってみた

クリエイティブ / デザイン

こんにちは。制作課のNです。

このヒラメキ工房をご覧いただいている方の中にも、Photoshopユーザーはいらっしゃると思いますが、先日実装された新機能「スーパー解像度」がすごいんです!
小さな写真画像が、今までにないほど美しく拡大できます!

実際に、その「スーパー解像度」の機能を使ってみたので、今回はその感想や機能の紹介をしようと思います。

Photoshopの新機能「スーパー解像度」とは

3月10日、Adobe Camera Rawがv.13.2にアップデートされ、その際M1搭載Macにネイティブ対応したPhotoshopの最新バージョンが公開されました。

新機能として「スーパー解像度(Super Resolution)」が実装されましたが、これがすごかったのです!

画像データの解像度は、ピクセル寸法によって変わります。
今まではアップサンプリングでバイキュービック法などのピクセル補完方法を用いていますが、それでも元画像からピクセルサイズを大きくする処理では、細部のディティール処理などにみられる画質の低下を感じていました。なんかボケた感じは否めないというか…。

それがこの度、高度な「機械学習モデル」を組み入れたらしいのですが、ディティールを保持したままでの画像拡大に成功したようです!

※「機械学習モデル」とは、データ解析を行う方法の一つで、人間が自然に行っている“経験を通して学習する”ということを、コンピューターで実現することができるもののようです。

とりあえず使って確かめよう!ということで、サンプル画像を用意しました。

いかがでしょうか?
もしかすると、「こんなものか?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これはすごいことなんです!文字も読みやすくなり、大きな変化を遂げています。

サンプル画像は意図的に解像度を下げた状態を作り、そこから解像度を上げてみましたが、明らかに違う画像を作ることができるようになったのはお見事です。

ピクセル数は2倍、面積は4倍の制限があるので、これからが楽しみで大いに期待したい機能の一つです。

今まで、「この画像でポスターを作成したいけれど、解像度が足りない…」と諦めていた場面でも、活躍するのではないでしょうか?

最近のカメラのピクセル数にはこと足りないかもしれませんが、被写体の中の一部分であるとか、古いデジタルカメラで撮った写真とか、間違って解像度を下げてしまった画像しかない場合とか…。

探せば、有効利用できそうな画像があると思います!Photoshopユーザーさんでまだ試していない方は、ぜひ使ってみてください!

Adobeのブログに詳しい活用方法が載っているので、こちらも読んでみるとより理解が深まると思います。
→新機能「スーパー解像度」の活用方法(Adobe Bolog)

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