みなさん、こんにちは。
システム営業部のタナカトシキと、クロスメディア推進課のkkkk.です。
2022年3月1日から、23卒の新卒採用活動が解禁されます。
この解禁日に向けて、新卒採用担当の方は準備を進めていることと思います。
そんな採用活動の中で、今企業に求められていることは「採用ブランディング」だと言われています。
「採用ブランディング」とは一体どういうことなのか？
具体的にどんな事例があるのか？
今回は、これらの疑問を解消するために、最新の事例とあわせて「採用ブランディング」について解説いたします！
採用ブランディングとは
まずはじめに、「採用広報」について。
「採用広報」とは、ターゲット人材を明確にし、そのターゲットがポジティブな反応をしてくれるような情報を発信（コミュニケーション）すること、と私たちは位置付けています。
さらに、採用広報の戦略の1つで、企業認知度や求職者の入社意欲を高めるため、自社をブランド化していくことを「採用ブランディング」と言います。
この採用ブランディングの最大の目的は、「事業戦略と連動した人材の採用」です。
変化が激しい時代に、事業戦略と照らし合わせて自社の価値を整理し発信することで、求職者と企業のミスマッチを防ぎ、企業と求職者双方にとって時間や採用コストの削減につなげることができます。
それを実現するためには、企業が持つ魅力や価値を整理し、採用説明会・インターンシップ・Webサイトなど、あらゆる接点で一貫したコンセプト・情報を発信することが重要です。
求職者との「共感」を生み出し、より良いブランド体験に繋げる必要があります。
では、そんな「採用ブランディング」について、当社・野毛印刷が手がけた事例を元に、実際に見ていきましょう。
【採用ブランディング事例】C-United株式会社様
今回ご紹介するのは、C-United株式会社様の事例です。
C-United株式会社様は、カフェ・ベローチェ、珈琲館などの喫茶店を運営されており、昨年に株式会社シャノアールと珈琲館株式会社が合併し、新社名C-United株式会社として始動しています。
社名変更後、「C-United」という社名認知や、「C」が珈琲（Coffee）やカフェ（Cafe）の意味づけであることの学生への認知度を上げるため、また、オンラインへの採用活動の移行による学生とのコミュニケーションの変化に対応するといった目的もあり、当社で新たに採用ブランディングを構築するご支援をさせていただきました。
採用コンセプトは、『これからの、豊かなカフェ文化を一緒に。』
企業理念を基軸に、「働く人が幸せであるからこそ、魅力あるお店づくりを築き上げている」ということを、丁寧に伝えていくよう心がけました。
作成した採用関連の全ツールには、共通してコーヒーカップのアイコンを入れることで統一感をはかり、一杯の珈琲から生まれる幸せを大切にしている会社であることが感覚的に伝わるようにしました。
では具体的に、どんなツールを作成したのかご紹介します。
採用リーフレット
学生にインパクトと優しい雰囲気、カフェの会社であるということをアピールするためのリーフレットを作成しました。
仕様は仕上がりA4サイズの巻３つ折りで、一般的な書類のサイズでありながら、上部に高さの違うカフェのある街並みの型抜き装飾を施し、デザイン的にインパクトを持たせたリーフレットに仕上げました。
また、代表する2つのブランドの店舗シルエットを組み込んだイラストにし、オリジナリティも加えています。
後にご紹介するインタビュー動画や採用ブースと同じく、統一した会社ロゴを用いて、柔らかいデザインで親しみやすく、一貫して会社を覚えてもらいやすいようなデザインにしました。
インタビュー＆会社紹介動画
会社紹介動画は、C-United様の理念ともリンクする、“全ての人をHAPPYに”というテーマをムービーコンセプトとしました。
社員が幸せに働くことで、その空間を利用するお客さまも、リラックスして美味しいコーヒーを飲める幸せにつながる、ということを動画で表現しています。
「自分の幸せがお客様の幸せにつながる」という全体ストーリーに加え、ロゴを用いた軽快なアニメーションで職場環境も紹介しつつ、生き生きと明るく働いている社員の様子がわかる動画に仕上げました。
採用ブース装飾
合同説明会などで必要な、ブース装飾についてもお任せいただきました。
カフェイメージの壁面とマグカップのスクリーンで、カフェの会社ということが一目でわかるようにしつつ、採用リーフレットや会社紹介動画とデザイン要素を共通させ、統一感を持たせています。
柔らかい表現になっているので、学生さんが気軽に入りやすいブースになっているのではないかと思います。
採用ブランディングで大切なこと
C-United様の事例を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
23卒の採用活動はこれから本格的にスタートします。
これを機に、「採用ブランディング」の構築に取り組んでみてはいかがでしょうか？
一方で、「採用ブランディング」は構築することがゴールではありません。
市場や競合他社、求職者、自社の事業戦略などが変わることを前提に、定期的な検証・改善を繰り返し強いブランドに育てていくことがとても重要です。
当社では、会社の成長・変化のフェーズに合わせて、段階的かつ戦略的に「採用ブランディング」を構築するご支援をしております。
ご興味のある方は、ぜひこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
近日中に、「採用ブランディング」シリーズとして、ホームセンターの島忠様の事例についてご紹介しようと思います！こちらもどうぞお楽しみに！
〈追記〉
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タナカ トシキ
2008年（株）野毛印刷社へ入社。営業部門を10年経験。
中小企業から大手企業までの幅広い案件を担当。様々な課題に、クライアント様と二人三脚で向き合ってきた。
顕在化している課題だけではなく、クライアント様との会話を重ね
「本質的な課題」を見極めることで、効果的なブランディング戦略の立案・実行支援を手がけている。
2017年より、WEB推進チームを率いて神奈川県横浜市のクライアントを中心に
紙とWebを相乗的に活用した戦略策定、企画立案を行っている。
