就職活動をして、無事内定をもらっても、3年以内に辞める新卒は約3割…。就職をしたはいいが、長年会社にいつかないということが問題となっています。
その原因に、入ってみたら社風が合わない、やりたい仕事ではなかったなど、就職活動の未徹底、何となく受かったから…という学生側の都合があるといわれています。
一方、情報が溢れている現在、就活中は有名な企業にばかり目がいって、地元の優良企業を知らずにいるという社会的な事情もあるようです。
本当に自分に合っている企業とは?
なかなか就活中にその答えを探す時間は与えられていないようです。
そのような問題を解決するために、富士ゼロックスは志プロジェクトを発足し、当社も横浜事務局として参加しています。関東学院大学の学生が企業に訪問し、最終的にその企業の会社案内を作成する、という秋学期いっぱいかけて行われたプロジェクト。2年目になる今年は、4ゼミ約70名の学生、取材先期業18社が参加し、全国で最も大きい規模になったそうです。また、昨年よりも学生の主体性を重視して、アポ取りから企業訪問、その後の校正も学生がやりとりをする、という非常に充実した内容になりました。
実際に出来上がった会社案内の作品がこちら!
さらに、今年から学生のモチベーションアップを図るため、さらには就職活動でアピールできるように、全18チームの中から優れた会社案内を作ったチームを競う「アワード」を創設。コンペ形式で最終報告会を開催しました。
受賞したチームは、パワポで作ったとは思えないでき栄え!「学生に馴染みのない業界も、小学生にも分かるように分かりやすく表現した。」、「既存の会社案内にはない情報だけを掲載した。会社の魅力である元気さやチャレンシップを伝えるため、社長や社員のいきいきとした人柄にフォーカスした。」など、独創的な内容が新鮮でした。
参加企業からは、「学生からの見え方が斬新で、自社を見つめなおすきっかけになった。」や、「展示会や採用活動で会社案内をPRしたい。」との感想が述べられました。
学生の半年に渡る活動を締めくくることができ、学生に未来の働く自分を考える機会を提供できました。