私たちは毎年、皆さまのご理解とご協力を得ましてさまざまなコンテストに出品しており、今年も『JaGra作品展』に出品しました!(一般社団法人日本グラフィックサービス工業会が開催する、年に一度の作品展)これまでの「一等賞」の作品を筆者の一言コメントと併せてご紹介します。
◇第32 回文化典作品展1989 通産大臣賞 「写真集 明治の横浜・東京 -残されていたガラス乾板から-」
現在社内で記憶と記録のある限り、最も古い、最初の受賞作品。野毛印刷がカラー印刷に取り組みだした頃の結晶がこの作品。
◇第38 回文化典作品展1995 通産大臣賞 「フォトバンク横浜 レンタルポジカタログ」
筆者の入社した年に作成していたのを横目で見ていました。40代以上の方ならご存知。この頃はカタログを見ながら、または貸ポジ屋さんに行ってレンタルポジを選んでいた時代でしたね。時間と労力をかけて色に非常にこだわったこの作品。超大作にも関わらずサンプルが無いのです。無念。
◇第48回文化典作品展2007 経済産業大臣賞 「映画 かもめ食堂 パンフレット」
筆者が手掛けた超大作。これまでで最も増刷がかかり、計約10万冊を生産しました。発売当初は予想外の売れ行きに生産が追い付かず売り切れ続出。ネット上ではプレミアが付いて転売されている姿をちらほら見ました。
◇第51回文化典作品展2010 厚生労働大臣賞 「Webシラバス作成システム ASP版」
デジタルに強い印刷会社なんです!を証明したサービスが受賞。大学授業の履修手引きの冊子を作成するための情報収集から、自動組版まで仕組みで作動。担当者の業務負荷を削減するために開発されました。
◇第52回文化典作品展2011年度 経済産業大臣賞 「bmac 製品案内他(パンフレット・名刺など)」
ハサミの色とKEYカラーとなる真っ黒の再現に全力を尽くした作品!
◇第57回文化典作品展2016年 厚生労働大臣賞 「Willem de kooning展 図録」
美術展の図録で堂々受賞。クライアントの希望で、上製本で、重みのある、ガッシリした冊子を造り上げました。
授賞式では初めて帯同した印刷機長が緊張した面持ちで賞を受け取り、造り手として受賞の実感を得ることが出来たようです。
この他にも多数受賞作品があります。皆さまありがとうございます!今年も受賞を目指し、素晴らしい作品を一緒に作っていきたいと思います。