今年はどのようなモノやコトが消費者の心をつかむのでしょうか。
やはりAI(人工知能)を活用した販促やキャンペーンは今年も注目されている一つです。
今回は、AIを使った面白い取り組みをご紹介させていただきます。
自分のライトセーバーを診断
IBMが開発した「ワトソン」がその代表例で、実際にAIを体感できるキャンペーンサイトがありました。
それがこちらのキャンペーンサイトです。
昨年末のスター・ウォーズ新作公開に合わせたもので、その中のコンテンツで、twitterのアカウントを入力すると、投稿内容をもとにAIが性格分析を行い自分のライトセーバーの色を診断してくれます!
この事例は話題作りのキャンペーンですが、「AIの感情分析に基づいて小売が商品をお薦めする」といった使い方が増えてくるのではないでしょうか。
学習塾ではAIが先生に!?
河合塾や秀英予備校などの有名塾では、教材にAIの導入を検討しているとか。
人工知能で生徒が間違いやすい問題や傾向を分析し、学習に一役買ってくれるそうです。
タブレット端末さえあれば、いつでもどこでもAIが先生となって教えてくれる、という環境は、これからの教育を変えていくのかも知れません。
戌年にaiboがやってきた
ソニーからはaiboが12年ぶりに販売。
愛らしい丸みをおびたフォルムと、コロコロと表情を変える瞳が印象的なかわいらしい姿となって再び販売されました。
人の顔を認識して、会えば会うほど覚えてくれ、近寄ってきてくれたりもするとのこと。本物の愛犬のようになついてくれるところは、アレルギー体質などによって『愛犬を迎えてたいけど迎えられない』というご家庭にはうれしいところですね。
これからのAI技術の進歩によって、ロボットと人間が友達になるドラえもんのような未来も案外近い将来の話なのかもしれません。
AIを活用して販促の設計を自動化する?
日立製作所ではAIを活用して販促のシナリオ設計などをAIが自動化する「マーケティングオートメーションサービス」を開始しています。マーケティング知識をもった人材を確保したいが良い人材が見つからない、マーケターが忙しく、細かいところまで、手がかけられていない。というような会社様にはうってつけのサービスとのこと。
トライアルサービスもあるようですので、気になる方は一度、試してみてはいかがでしょうか。
様々な情報が手軽に手に入れられるようになった近年、膨大な情報を活用したり、一人ひとりの人に合わせてサービスをする際には、人の手だけでは無く、人工知能の力を借りるのも、良い手段かも知れません。人工知能に任せられるところは、任せ、人のぬくもりや心遣いの必要なところを人間の手で行う、という社会が実現されようとしているように感じます。