社員K.O.が挑戦!アメリカを縦断する『Pacific Crest Trail(パシフィック・クレスト・トレイル)』。
連載第6弾となる今回は、104日目~117日目の様子をお伝えします!
104日目~117日目
シリーズ第6弾は、いよいよオレゴンセクションに突入。
オレゴンはカリフォルニアと比べるとフラットなトレイルが続く。森の中をひたすら歩き続けるため、今まで以上に忍耐力が試される。
トレイルのすぐ脇にたくさんのハックルベリーがなっており、時折美味しすぎて前に進むことができなくなる。
川の水が完全にオレンジジュースになる魔法の粉は嗜好品。
過去に発生した山火事跡を進む。
とんでもなく大きいクレーターレイク。
観光客もたくさんいて、いつもと違った雰囲気の中、私たちも観光気分で気持ちよく歩けた。
(クレーターレイクもPCTのトレイルは火災でクローズのため、サイドトレイルのリムトレイルを歩いた。)
ジミー、トレイルエンジェルのキッチ、フライングフィッシュと記念撮影。
ナナにもらった贅沢な行動食を大切に頂く。
オレゴンの中盤に差し掛かると天気が崩れることが多く、気温もぐっと下がった。
3日連続の雷雨。テント、シュラフなどすべての荷物が濡れてしまい、寒くて眠れない日々が続いた。
まるで火星にいるみたいな火山帯を、雪と強風の中、半日以上歩いて精神的に堪えた……。
ビッグレイクユースキャンプにてゼロデイ。
この施設は、朝昼晩の食事、洗濯、シャワーなどがすべてドネーションで運営されている。ありがたい。
アシュランドから送っておいた荷物も無事に受け取ることができた。
オレゴンの次なる州となるワシントンの歩き方を検討。
ワシントンでも火災が3か所で発生しており、スキップ方法や補給について難しい判断を強いられることになった。
2,000マイル地点。
ベンドという街でゼロデイ!
久々にブリュワリーで乾杯。
この街に送っておいたNewテントを受け取りにポストオフィスへ。
序盤からジッパーが壊れてしまい、騙し騙しなんとか使ってきたが、オレゴンの連続雷雨で決断した。
道具選びやウェアの選定など、日本で慎重にやってきたつもりだったが、ジッパーが壊れることを想定してテントを選ぶべきだったと反省。
ちなみに、下記のリストが今回持って行ったギアリスト。
グレーの網掛け:途中で不要と判断したもの
赤字:途中で入れ替え、または追加したもの
ギアリストに含まれないものは
・食料
・水
・ガス缶(飛行機持込禁止のため現地調達)
・ライター(飛行機持込禁止のため現地調達)
スタート時にはベースウェイトが8kgほどあったが、歩きながら本当に必要かを検討し、ギアを厳選していった。
ただ、難しいのは、季節が春、夏、秋と移り変わるということ、北上することによる気温や天候の変化を考慮する必要があるということ、だったが、結果としては判断に間違いはなかったと思う。
ベンドで泊めていただいたトレイルエンジェルのトムとリズ、フライングフィッシュと楽しい休日を過ごした。
ちなみに、フライングフィッシュはアメリカのアパラチアントレイルをスルーハイク、昨年もPCTを歩いていて、2年連続チャレンジするという強者。尊敬!
私の旅も2,000マイルを通過し、残り650マイル!
104日目~117日目の記録はここまで。
To Be Continued…