今回、卓上にも壁掛けにもなる、一風変わった、こだわりのカレンダーをご紹介します。
「変わったカレンダーを作りたい」とご連絡いただいたのは、川浪舎人先生。川浪先生からカレンダー制作の依頼を受けたのは、2020年1月。昨年初めてのカレンダーを作成し、2019年10月に納品してからわずか3ケ月後の出来事です。
「植物の移り変わりを描く色鉛筆画家」
ここで川浪先生のプロフィールを紹介いたします。
福岡県生まれ。「物事は正しく。でないと世界に通用しない。」を信念とし、作品には必ず植物の学名を記します。
成長ごとに形を変える植物に魅せられ、その過程を描くスタイルを確立しました。
120色の色鉛筆で身近な植物の春夏秋冬を描きます。また、360度から描きます。キャンバスはポストカードです。今は夜明け前に起床し、沢区内に6つのコースを決めて毎日歩きます。描きたい植物に出会うと良く観察し、翌日の早朝午前3時から6時にかけて描きます。何事も角度を変えて見るようにと願いをこめて、絵を通して子どもたちに、物事を感じる大切さを伝えたい。そんな思いで色鉛筆画教室を数カ所で開催し、横浜市金沢区(街の先生)として地域活動にも積極的に参加しています。
HP:http://colorpencilpicture.web.fc2.com/
カレンダー以外にも、1,600点のイラストの中からポストカードの販売もしています。
・時と共に変わりゆく姿 7品種
・シリーズ第1集 ヒマワリ
・シリーズ第2集 植物の四季8品種
・シリーズ第3集 秋の七草
・シリーズ第4集
・シリーズ第5週 横浜金沢の1年
上記のホームページにも掲載しているので、ぜひご覧ください。
川浪先生のカレンダーにかける情熱
話は戻りまして、1月の時点で、来年のカレンダーをお考えとは…。
実は去年から既に新しいカレンダーの構想があったそうです。
もともとカレンダーを制作しようとしたきっかけは、16年間描き続けてきた「植物画移り変わりシリーズ」の集大成として何か形に残そうと思案中に、東京銀座鳩居堂さまからの勧めもあり、オリジナルカレンダーを制作することになったそうです。制作にあたり他のカレンダーの一長一短を念頭に、今までに無いカレンダー作りに取り組まれました。
打合せの席には、文房具店・書店で購入されたカレンダーが並んでいましたが、「ここにある市販のカレンダーと全く違うものを作りたい!」と仰いました。
2021年オリジナルカレンダーの制作
基本的には昨年同様に花の移り変わりシリーズです。皆さんの知っている一番きれいな花を咲かせた状態だけでなく、草花の起承転結を色鉛筆で表現されています。
カレンダーの紙面・デザインは順調に進みましたが問題は加工の部分です。
市販のカレンダーと異なるオリジナルカレンダー?卓上カレンダー兼壁掛けカレンダー?どうやったら実現できるのか?
社内のスタッフの知恵や協力会社への相談では良い案が出ずに行き詰まりをみせていました。1月から毎月打合せを重ね、7月にようやく妙案を思いつき、8月・9月で本格的に制作・印刷・加工を進行となりました。
卓上にも、壁掛けにもなるカレンダーが完成
試行錯誤の末完成したのが、こちら!卓上カレンダーとしても、壁掛けカレンダーとしても使える2WAYカレンダー。
1冊1,000円(税込)で販売しております。
川浪先生と半年かけて制作したカレンダーの仕上がりを見たときには、感動を覚えました。
ちなみに、川浪先生は既に再来年のカレンダーも見据えているようです。
2021年2WAYカレンダーの詳細、お買い求めの方法などは、川浪先生のホームページをご確認ください。