野毛印刷の仕事人ファイル No.04 ~ 経営企画室次長 坂本 薫 ~

インタビュー(対談)

野毛印刷の仕事人ファイル No.04
坂本薫の「仕事の流儀」

*プロフィール*
坂本薫
経営企画室 次長
2014年入社 40歳(取材当時)

正確な経営数値と、今後の経営判断の材料となる情報を追う仕事

2017年に新設された経営企画室。
坂本は経営企画室に所属し、経営判断に必要な情報を経営陣に提供。その情報を踏まえての意見具申、オープンハウスイベント「ヒラメキ工房」をはじめとする各部門をまたいだ全社プロジェクトの立案・推進やサポートなどを行っている。日々、数字を集め分析し、未来への打ち手を体現する仕事だ。

数字に頼るが、数字がすべてではない

坂本は2014年、36歳で野毛印刷に中途入社した。それまで他社の経理部門を渡り歩き、数字を見続けてきた経験を生かしている。
坂本が大切にしていることは数字から、何を読み取り、何を判断するか、自分なりの解を常に持っておくことだという。
経理の役割も担っているので、数字の「正確性」は大前提。その上で、経営企画の仕事は、客観的な指標として各数値を見ることで、課題を見つけ出し、未来へ向けた具体的な「打ち手」を考えるところまで求められる。最終的な決定権を持つ経営者に、いかに素早く・正しく判断してもらうかは、資料や説明をしっかりと準備することも大事だが、自分なりの意見を持つことで、数字の説明一辺倒にならずに、経営者の視点を共有しながら議論することが出来ると考えているようだ。

経理に関する「土台」は以前の職場で学んだ。その中で、上司から言われた忘れられない言葉がある。それは「机の上の数字だけで判断するな」ということ。現場を知らずに、弾き出された数字だけでの判断は文字通り、机上の空論になってしまう恐れがある。その言いつけを守り、坂本は頻繁に各部署の現場に顔を出し、いろいろな社員と顔を合わせて話をするようにしている。会社の状況を出来る限り理解しておくことで、数字の説明に説得力が生まれることを実感しており、その職場では今、何に困っているのか、皆がどんな顔で仕事に取り組んでいるのか、そこから感じ取れることは、数字を見ているだけでは決して得られないものだという。

「客観的な数字と、現場に入り込むこと、どちらも不可欠、その両輪が大事なのかな、と思います。」

趣味を通して培った「俯瞰する力」

全社規模でのイベントを行う際、人をまとめる力は不可欠だ。納得してもらい動いてもらうためには、先ずは自分自身が「何をもって成功か?」を考え、細部まで「成功」をイメージする。そして、それを関係者全員に共有してもらう・・・坂本はこの点に最も注力している。準備・段取りも含めて、具体的にイメージすることで、誰が、いつまでに、何をするのか、といった役割分担やスケジュールが立てられるのだ。
「イベントでお客さまを当社にお招きする時に、ここに段差があるから気をつけてくださいね、というところまで記載された、台本も作ります」と、イメージする「成功」に極力近づけるための、いわば設計図づくりを綿密に行うのだ。

・・・そうした考え方のルーツは、大学卒業後の坂本の音楽活動にあるのかもしれない。
「卒業後はしばらく、音楽の道を目指していました。」

坂本は大学卒業後、音楽事務所にも所属しながら、どうしたら好きな音楽で生きていけるか模索していた。
作詞作曲して、アレンジも全部自分でこなし、さらに自らレコーディングしたデモテープをレコード会社に持ち込む・・・。一方で定期的にライブイベントを企画するなど、精力的に活動した時期があるようだ。

「ま、良くある話で、自分で期限を決めてやっていたので、その間に出来ることはやり切ろうと頑張っていましたね笑」

その中で、培ってきたもの・・・例えば、ひとつのイベントを企画したときには、立場の違う多くのスタッフたちと一緒に、成功のイメージを共有しながら作り上げていく、その為には、やはり、それぞれの立場に立って、いろんな角度で物事を見られるようにならなければいけません。

また楽曲を「商品」と考えると、どうしたら世の中に受け入けてもらえるか、作風や自分自身のキャラクターはどうあるべきか考えたり
一方で、自分の音楽はどういった人たちに受入れてもらえているのかHPを立ち上げて、ブログを書いてみたり・・・、いま振り返ると商品開発に始まり、ブランディングやマーケティング、そして販促プロモーションなど・・・音楽活動に没頭している中で、今いるビジネスの世界に通じることを経験していたかもしれませんね。

「好きなことをして、社会への出遅れ感がありましたが笑、一生懸命取り組んだ音楽活動って意外と、役に立っていると思います。」

人知れず抱えるコンプレックス

「でも本当は・・・」
インタビューの終盤、本音を漏らした。
「本当の僕は消極的で、変化は苦手です。でも今は、変化していかないと、すぐに置いていかれる時代。だから自分自身も変わらなきゃ、と思っています。」
1時間にわたるインタビューの間、坂本の言葉からネガティブな性格を感じることはできなかった。むしろ積極的で、常に新しい変化を求めている雰囲気を感じたほどだ。
しかしそれは、自分の欠点も俯瞰し、把握することで、坂本という人間の「成功イメージ」とのGAPを埋めようと、日々奮闘している姿を目にしていたのかもしれない。

「仕組みづくり」でモノづくりを支える

坂本の座右の銘は「段取り8割」だそうだ。今までどのような準備してきたかが、結果を左右するという意味だ。
野毛印刷は、印刷物やデジタルコンテンツなどの「モノづくり」によって、世の中の情報伝達のご支援を目指している。その陰で、仕事人・坂本の段取りによる「仕組みづくり」が、野毛印刷のモノづくりをする人々を支えている。
「従業員が働きやすくなれば、結果的にその先にいるお客さまの利益に貢献できる。バックヤードの僕らは現場のみんなが働きやすくなるような仕組みづくりで、サポートしていければいいなと思っています。」
それが坂本の、仕事の流儀だ。

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